ゴンの妊娠徒然~アメリカあらふぉー妊婦記録~


LA在住。2009年11月 妊娠検査でポジティブ。妊娠と日常に関する我が家のささやかな記録。2010年7月31日ちびごん誕生
by gondaregondare
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出産録5 ~頭がない?相方がリーゼントを金繰り捨てる時~

待合室でヨレヨレ。
19時ちょうどにようやく広い広い病室に通される。
何でこんなに広いのか?と疑問に思うほどの広さで
痛みの中歩いていると
ベットに到着するまで数百メートルはあろうかという気持ちになる。








ここからは本当に秒単位でことが進む。











看護師が


「とりあえずそこにあるガウンに着替えて、
トイレにあるカップにオシッコいれて
扉の中に入れて頂戴」






と言う。
言われた通り、シャワーとトイレが一緒になってる場所へ行く。






痛みは引っ切り無しにやってくる。
相方に手伝ってもらって服を脱ぐ。



着ろといわれたガウン、、、
やっぱりこれか・・・と絶望する。




前だけ隠れるガウン。※後ろはお尻丸出しスタイル





「尿検査は一人で出来るね?」




と、言って相方は病室へ戻った。
相方は相方で忙しい。
英語が苦手な私のために全て他のことをやらねばならない。




そこでまた陣痛。
痛みも半端じゃなくなってきた。
逃がしてまた陣痛。
にっちもさっちもいかない。
立ってられない。





大体待合室で待たせすぎだろう?
もう少し早ければ普通に尿検査だって出来たのに!!!


(↑これはその時の感情で
今なら出産ラッシュで部屋が空かなかったのだからと納得している)






悔しくて涙が出る。
痛くて一人でオシッコも出来ない。
何か出てきてしまいそうで力を緩められない。






相方にそばにいてもらいたいけど
しきりに看護師と喋っている。



英語が出来ないんだから
尿検査くらい頑張ろうと思った。(レベル低w)
尿検査は必要な検査なんだろう・・・
最初にやらせるくらいなんだから大事なんだろう?と。







座れないので立ったまま
中腰でカップを構えて
少し力を抜いたら何かが出てきそうな下半身の力を
一瞬抜いたら




ねばねば~
どろどろどろ~どろっ





・・・っと、絶対に尿ではない何かがでた。



カップの中にも
手にもピンク色のドロドロがくっついていた。
床もピンク色に染まっている。





何これ?
これなに?
コレナニーーーーーーーーー???
(@@)))))
もう駄目だ。。限界だ。。
ゾンビの世界www




(※いわゆる破水というやつだったのかもしれないなぁ・・・と今では思う。)






「◎◎(相方)さん!!
ちょっと来てっ!!!変なのでたっ!!
うえーーーーーーーん007.gif

叫んで泣いた。





相方がトイレにきた。





「尿検査のコップにオシッコいれようと思ったら
オシッコじゃない何かがでてきた。。。
怖いよぉ・・痛いよぉ・・」




と、言いながらまた陣痛がきて
立っていられなくなり
わけもわからなくなり
洗面台の前で号泣した。





相方に



「しっかりしなさい。
あなたはこれからお母さんになるんでしょう?」






言われた。





しっかりしなくちゃ・・・もうすぐニッキーがでてくるんじゃないの・・・




急に気持ちが引き締まった。





「申し訳ないけど
体中力入れられないから
立たせてくれる?」





「ここの淵につかまって待ってて
今看護師に聞いてくるから」






淵につかまりながらも
陣痛陣痛陣痛・・・
間隔が殆どない。
ずっと痛い。





「ごんちゃん!!
尿検査しなくてもいいって!!ベットに行こう!!」






メラメラっと怒りがこみ上げた。







させなくてもいい検査するなよ!!
どんな状況かわかってからオーダーしろ!!!





看護師は別に悪くないのに
ぶん殴りたい衝動047.gif








何故だろう?


私はこの辺りから怒りに満ちていた。



猜疑心に満ち溢れていた。








飛び交う英語、
事務的に進行するお産の準備、、
全てが嘘に見えた。
現実ではない気がした。






もしかして今日産まれちゃうのか?
そんなことも脳裏をかすめ始めた。











慌しい周囲に呑まれないように
私は私と相方で考えてきた
私達なりのお産を頭にイメージした。






痛くても頑張ってプッシュするんだ。。。
しっかり産まなくちゃ・・・




そう思いながら
強くなるばかりの痛みに
悲鳴にならない呻き声をあげつつ
ベットの縁につかまって痛みを逃がしていた。
でも陣痛と陣痛の間の感覚は
立っていたときに比べて減った気がした。





義母と会話したり
「こっからビデオ撮ってもらえます?」
なんて要望する余裕もあったくらいだった。





屈めないと痛みはなかなかキレイに逃がせない。
傍からみたら




セイウチがベットの上でのたうちまわってるようにみえた・・のではないかと思う。




でも見た目を気にしている余裕はない。





頑張るんだ。
お腹の中のニッキーはもっと痛くて怖い思いをしてるんだ。

と、思った。






この前の入院騒ぎのときにお世話になった看護師のメアリーさんが
担当になってくれた。





「ちょっとベビーの様子を見るわねぇ~」





と、エコーを近づけると
顔つきが変わった。





「あら?
・・・・・頭がないわ!!!
逆子だわ!!!!」








ぎょぎょ???
(@@)))))
((((@@)))))






聞き間違えではないのか?と
相方が質問するが
メアリーの答えは




「・・・メイビ、、、
※Cセクション、、、」

※Cセクション=帝王切開





メアリーさんに代わり
ドクターがやって来た。




画像を見るなり




「間違いない。
逆子だ。
Cセクションしなくちゃならない・・・・
足が出掛かってる。今すぐだ。」







私にはCセクションという単語しか聞き取れなかった。
ドクターの言葉で和やかだった場の雰囲気が変わって
一気に緊迫したムードになり
スタッフがワラワラ動き出した。






メアリーが




「子宮口の状態を見ますね・・・
少し痛いわよー・・・」





ばりばりばりばりーーーーー!!




)))◎△■■××◎!!!¥%%$#@)(




痛いっ
何すんだー!!





メアリーは


「もう5センチ開いてるね~」



と言った。



もう5センチ。。。
お産は最大10センチになったときにスタートする。
あっという間に5センチまで来たんだな・・・












相方と会話をするうちに
私の麻酔の準備が進められる・・・




Cセクション。。。?
帝王切開。。。?
まさかまさかのシナリオ???
主治医は逆子治ったって言ってたじゃないの!!
どうしてまた逆になってるのよ??
一昨日何も言われなかったんだよ???








心の準備が全然追いつかない。





メアリーに再び相方が質問した。




「Cセクションだとして
時間はあとどれくらい?」






「ううううん、、確認しないと正確じゃないけど
20分~遅くても30分以内じゃないかしら?」






そんな急に・・・





この10ヶ月間
どんなお産をしたいかずーっと考えてきた。
一生に一度かもしれないお産を自分で満足できるものにしたかった。
麻酔を使うのか?
産んだときはどうしたいか?
などなど細かくバースプランを立てて
病院に提出してあった。





このサイボーグみたいに動いてる人達は
私のバースプランなんて全然気にもしてくれてない。。。



今までウンともスンとも言わなかったのに
いきなり子宮口が5センチも開いてて
逆子で?
これ以上開くとスタックする可能性があるから危険で?
帝王切開決定で?
多分20分~30分以内に





全て終了?





ありえん。






私には選択権もないのか?








いてもたってもいられなくなり
私は叫んでた








「ちょっと!!
ちょっと待ってよ!!
わたしはエコーみてない!!
みてないのに逆子だなんて納得できない!!
逆子は治ったっていわれてたのに
どうして帝王切開なのよ!!
私達にはプランがあるのよ!!
それをどうして無視するの?
一生に一度かもしれないのよ!!
帝王切開のが儲かる(らしい)し
今日が土曜日だから
みんなサッサと帝王切開して
早く帰って週末楽しみたいっていうんでしょう??(違うって)
帝王切開なんていやだーーーーーーーーーーー!!!








ほんとに今では恥ずかしい限り。
穴があっても入りきらないけど入りたい。




@上記発した言葉は全て日本語なので
私は気が狂った女としか認識されず
サイボーグ軍団は着々と準備を進める。






相方に肩をグイっと掴まれた。





「ごんちゃん!??
ごんちゃん落ち着け。
ドクターは帝王切開っていっただけじゃないよ。
もうニッキーは足が外に出掛かっちゃってるんだって。
ちょっと危険な状態なんだって。
だから今すぐ出来れば30分以内に帝王切開が必要なんだよ。
どういう方法でもいいじゃない?
ニッキーが無事に出てきてくれたらそれでいいじゃない?
ほら、、深呼吸して・・・すーーーーー」







・・・と、やってる間にまた陣痛www
セイウチ(@私)は仰け反って痛みを逃す、、痛みは益々勢いを増す。






痛みが無くなってから
私はまだ観念できずに相方に究極の質問をした。








「◎◎(相方)さん?
帝王切開で立会いするときはね
全身あの人達と同じ青い手術着に着替えなくちゃいけないんだよ?
着替えるのはまだいいとして、
そのあなたの髪の毛!!
髪の毛も髪の毛が落ちないようにシャワーハットみたいなのを被るんだよ?


どうなの??

◎◎さんはそれでもいっていうの???
」→挑戦的に








「当たり前だ。それくらいやるさ。
ニッキーのためだろう?」








力が抜けた。
相方は覚悟が出来てるんだ。
(というか、、諦めたというか、、、順応したというか。。)








ニッキーも




「かーちゃん、
早くこっから出たい、くるしいよぉ」



・・・って言ってる、、、そんな気がした。






情けないけど
また涙がでた。
観念した。
鼻の奥がツーーーーーーーーーーンとした。




相方に



「あなたはエコーで頭が逆なの見えたの?」


と、尋ねると




「俺の位置からは全部見えたさ。
だからすぐに納得したんだ。」








そっか、、、
また一人テンパってしまった。
(大反省)












お腹でも何でもかっさばいてもらいましょう。



時間はかかったけど覚悟は決まった。
(でもほんの数分の出来事。)
相方の言うとおりだ。
無事に産まれて来てくれたら
それで十分じゃないか。








こういう風に産みたいとかってバースプランは
要は要望であって
それ以上でもそれ以下でもない。
お産は十人十色。
シナリオなんぞ作っても意味がなかったのだ。
今はそう思える。









そこからはプロの流れ作業。






麻酔をかけてもらった。
絶対に動くな!とか
呼吸を止めて!とか言われるのでびびった。
痛いと聞いていたけど別に痛くなかった。






すぐに麻酔がかかるのかと思っていたけど
そうではなかった。
普通の陣痛を一回味わった。
油断してたので死ぬかと思った(@@))))
それが最後の陣痛になった。









下半身が熱くなって
間隔が無くなっていく・・・
その間恐らく10分もかかってない。






尿道に管が入った。
もちろん痛みは全然ない。











病室に入ってから30分、
ドクターにCセクションといわれてから15分で病室を出た。







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by gondaregondare | 2011-07-29 07:59 | 出産録

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